2023年4月1日から、4つのチームがBZPに加わりました。
その内の1チーム、「強相関材料環境デバイス研究チーム」について、研究者からのコメントと併せてご紹介します。
強相関材料環境デバイス研究チームでは、強相関材料であるマルチフェロイックス材料を利用した超省電力で駆動可能な磁気メモリデバイスの実現に向けて原理探求と材料創成に取り組みます。また、理研によって理論、実験ともに研究が進展している「シフト電流」と呼ばれるバルク光起電力現象を利用した高効率の太陽電池、光センサーなどの光電変換デバイス用の材料開発にも取り組み、総合的に強相関材料を用いた環境配慮デバイスの社会実装に向けた原理検証と材料・デバイスの研究開発を推進します。今後の展開にもご期待下さい。
強相関材料環境デバイス研究チーム
提案企業
住友化学株式会社
岡本 敏 チームリーダーから一言
強相関材料などの量子多体系は近い将来、量子コンピュータで設計もできるようになり
将来のデバイスのキーマテリアルになると期待しております。
その材料の実用化に向けた開発を先行して理研で行えることを非常に有難く感じております。
素晴らしい研究者の方々と実現に向けて取り組めること感謝しております。
田口 康二郎 副チームリーダーから一言
本融合連携チームの研究成果が、環境調和型の持続可能社会の実現に貢献することを目指して研究開発を推進してまいります。
小川 直毅 副チームリーダーから一言
強相関材料の物性を有効利用した環境配慮デバイスの実現に向けて、努力いたします。