2023年4月1日から、4つのチームがBZPに加わりました。
その内の1チーム、「新興感染症ワクチン技術研究チーム 」について、研究者からのコメントと併せてご紹介します。
新興感染症ワクチン技術研究チーム では、多重抗原ペプチドを用いることで変異しない部分に対する抗体を誘導し、将来発生する未知の変異株にも対応できるワクチンを開発を行います。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、高病原性鳥インフルエンザウイルス、デングウイルスなどが人獣共通感染症を引き起こす点も考慮し、本チームでは動物用薬も視野に入れて新たなパンデミックに備えたワクチン・免疫治療薬の技術基盤を構築と社会実装を目指します。今後の展開にもご期待下さい。
新興感染症ワクチン技術研究チーム
提案企業
動物アレルギー検査株式会社
増田 健一 チームリーダーから一言
新型コロナウイルスによる感染症COVID-19のようなパンデミックに迅速に対応できるように、新しいコンセプトのワクチンと治療薬を世の中に出すことを目指します。動物から来る新興感染症に対して動物用薬も研究開発します。
大野 博司 副チームリーダーから一言
薬剤耐性菌の出現なども踏まえ、WHOは2050年までに感染症ががんを越えて世界の死因の一位になると警告しています。環境変化などとともに、今後も様々な新興・再興感染症の出現が懸念される中、増田チームリーダーと共に、それら感染症に対する有効なワクチン・免疫治療薬開発の技術基盤の構築による社会貢献を目指します。
久保 允人 副チームリーダーから一言
新型コロナウイルスのみならず、新たな感染症に対応するための技術基盤の構築は、重要な課題です。新興・再興感染症の多くは、動物を経由して人に感染できるようになります。幅広い動物種を視野に入れた感染症対策を増田チームリーダーと共に推進していきます。