株式会社ユーグレナと、ONE TEAM バトンゾーンで活動する微細藻類生産制御技術研究チームとマレーシア工科大学(UTM)・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の研究チームの成果が学術雑誌『Journal of Applied Phycology』(2022年5月22日付)に掲載されました。
今回の発表は、マレーシアの泥炭地で採取した微細藻類の中から、脂質を生産する耐酸性の新規藻類・テトラスティココッカスの同定・単離に成功し、単離したテトラスティココッカスは、酸性および弱アルカリ性のpH条件下で高い増殖率を示し、炭素数が16から18の長鎖脂肪酸を多く蓄積することを確認されたことを報告したものです。
テトラスティココッカスは耐酸性の高さから酸性条件下での開放池での大規模培養を行うことで、不要な藻類株や他の微生物による混入(コンタミネーション)を防ぎ、燃料利用が可能なバイオマスを低コストで生産できる可能性があることを示唆しています。
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株式会社ユーグレナ
「マレーシアの泥炭地から、脂質を生産する耐酸性の新規藻類・ テトラスティココッカスの同定・単離に成功」