ONE TEAM バトンゾーンで活動する微細藻類生産制御技術研究チーム(連携先企業:株式会社ユーグレナ)とマレーシア工科大学(UTM)・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の研究チームの成果が科学雑誌『Scientific Reports』オンライン版(2021年6月3日付)に掲載されました。
今回の発表は、マレーシアで採取した細藻類の一種であるコエラストルム(Coelastrum sp.)とモノラフィジウム(Monoraphidium sp.)にブラックライトを照射すると、アスタキサンチンの蓄積が促進されることを報告したものです。アスタキサンチンはリコピンなどと同じカロテノイドの一種で、高い抗酸化作用があり、健康食品や医薬品、化粧品などで応用展開が進んでいます。
微細藻類は、光のストレスによってカロテノイドを作り出します。
今回の研究成果はアスタキサンチンの量産化への応用が期待されます。
詳細は以下をご覧ください。
理研プレスリリース「マレーシアで採取した微細藻類コエラストルムとモノラフィジウムに、ブラックライト照射で抗酸化成分アスタキサンチンの蓄積促進を確認」