ONE TEAM バトンゾーンで活動する「糖鎖ターゲティング研究チーム(連携先企業:株式会社糖鎖工学研究所)」が参加する国際共同研究グループの成果が科学雑誌『Science Advances』オンライン版(2021年4月24日付)に掲載されました。
今回の発表は、がん転移の阻害やがん細胞の増殖を抑える働きをする物質(抗がん活性物質)をがん細胞の表面を狙って結合させ、がん細胞のみを標的にして効果を示すことに成功したことを報告したものです。
がんの薬剤開発は高い抗がん作用があるだけではなく、副作用を抑えることが重要です。今回の国際共同研究グループは「副作用のないがん治療」を目指し、がん細胞表面に抗がん活性物質を体内で強く結合させて治療する方法(タギング治療)を開発しました。
この研究成果から、がん治療の新たな戦略につながることが期待されます。
詳細は以下をご覧ください。
理研プレスリリース「世界初のマウス体内におけるタギング治療」