ONE TEAM バトンゾーンで活動する「バイオモノマー生産研究チーム(連携先企業:日本ゼオン株式会社、横浜ゴム株式会社)」を含む共同研究チームの成果が科学雑誌「Nature Communications」オンライン版(2021年4月13日付)に掲載されました。
今回の発表は微生物によるブタジエン生産法に初めて成功したことを報告したもので、これは低炭素社会実現への貢献が期待される研究成果です。
自動車のタイヤや家電製品のプラスチック材の主原料である「ブタジエン」は石油などの化石資源を使って生産されていて、貴重な化石資源を消費して二酸化炭素を多く排出することが課題でした。
共同研究チームでは化石資源に依存しないブタジエン生産法を目指し、大腸菌を利用して効率的にブタジエンを合成する手法を開発しました。
ブタジエンを今回の生産プロセスに置き換えていくことで化石資源への依存から脱却し、低炭素社会の実現が近づくものと期待されます。
詳細は以下をご覧ください。
理研プレスリリース「ブタジエンのバイオ生産に初成功」